広島県のお城 たかすぎじょう
高杉城
別名 杉山城、祝城
所在地 広島県三次市高杉町
遺構等 曲輪、土塁、横掘、碑、説明板
現状 知波夜比古神社
築城年 観応年間(1350-52)
築城者 祝新左衛門尉氏正
歴代城主
形式 平城・沼城(比5m)
登城時間
西側の横堀
訪城日 2012/4/28 感想
【道案内】 城跡の地図
JR芸備線「神杉駅」から南西へ約500m。国道184号「神杉」信号を西へ入り、1km程西進して右折すると正面にある「知波夜比古神社」が城跡で、神社境内に駐車可能です(神社西側から入れます)。
【感想・メモ】 城址碑 西側の土塁
神社の少し手前に説明板があり、神社正面入口に城址碑と説明板があります。神社の境内には土塁が、その外側には横堀が巡ります。お気軽に楽しめる平城です。
【歴史】
観応年間(1350-52)、国人領主であった江田(広沢)氏と関係の深い知波夜比古神社の祝新左衛門尉氏正が築城し、祝氏の本拠とした江田氏の支城である。この三次盆地は山陰側の尼子氏と山陽側の大内・毛利氏が激しく抗争した地で、地方の武将である三吉氏・和智氏・江田氏はどちらの勢力につくか不安定だった。天文21年(1552)毛利氏の攻撃を受け尼子方本城は落とされ、翌天文22年、尼子氏に味方した江田氏は毛利元就の攻撃を受け、城主祝甲斐守父子も滅ぼされた。その後、弘治2年(1556)毛利元就・隆元父子によって本殿が再建された。
参考資料
『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』広島県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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