鷲尾城
登城口のすぐ上に大日堂があり、少し登ると郭と思われる削平があります。そこからちょっと急な斜面をつづら折れに登りますが、登城道はしっかりあるので大丈夫です。登城口から15分も登れば、いきなり立派な石垣がお出迎えしてくれます。主郭の周囲には石垣が取り巻き、主郭内の土塁にも石が積まれています。その背後に二条の堀切があり、二郭の背後には三条の連続堀切があります。そのまま北東へ進むと倉科将軍塚古墳があり、この中央と背後にも堀切があります。ここまでは夏でも見やすくて見応えがあったのですが、他に主郭から北西尾根に向かってある小郭群は藪でどこから行けるのか分かりませんでした。
【感想・メモ】
【道案内】

倉科将軍塚古墳

登城口

主郭南の石垣


別名 倉科城
所在地 千曲市(更埴市)倉科石杭
遺構等 曲輪、竪堀、堀切、石垣、説明板
現状 山林
築城年
築城者 倉科氏
歴代城主 倉科
形式 山城(比160m)
登城口から主郭まで約15分
訪城日 2008/8
城跡の地図
城跡の地図
わしおじょう
しなの鉄道「雨宮駅」から1.2km程南方にある「東小学校」から県道335号で500m程南下して左折し、県道392号に入ります。400m程東進した左手に老人ホームがあり、その先の右手に「倉科の里」石碑がある小公園があります。この公園駐車場に車は停めて、100m程東進した1本目の路地を左折します。すると右手に登城口があります(表示有)。
この城は山頂に築かれた15〜16世紀の山城で、主郭は東西約28m、南北約21mの不整楕円形をしており、外壁は板状の石を小口積みにした高さ4m程の石垣となっている。南側に入口を設け、南〜西にかけて犬走り状の平坦面を設けている。東側には高さ3m程の土塁と深い二条の堀切を設け、東西28m、南北12mの一郭脇曲輪があり、更に三条の堀切を設けている。こうした高い石垣によって主郭を築く近世城郭のような山城は他に例がない。築造の由来は不明だが、倉科氏によって築かれたと伝えられている。(現地説明板参照)
【歴史】

古墳背後の堀切

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