本栖城 |
別名 | 本栖の城山 | ||
所在地 | 山梨県富士河口湖町本栖 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、堀切、竪堀、石垣、説明板 | ||
現状 | 山林 | ||
築城年 | 戦国期 | ||
築城者 | 武田氏 | ||
歴代城主 | 武田氏 | ||
形式 | 山城(比120m、標1056m) 登城口から主郭まで約20分 |
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訪城日 | 2010/12 | 感想 | ◎ |
中学校から樹海を歩いていると石塁を始め、城っぽい遺構が見られます。屋敷跡か何かなのでしょうか?登城口には城山の説明板や登り道の看板が出ており、15分弱登ると堀切が4本あります。岩堀切もあり、4本目の堀切から先では石積みが見られます。この先、郭が2つあり、その先(西)が主郭ですが、南斜面にかなり立派な石垣があります。主郭から望む樹海と富士山は絶景で、この景色を見るために訪れても良いでしょう。主郭西側の郭の西端には狼煙台もあり、この背後にも堀切が3本あります。また、上九一色中学校から東へと国道139号を横切ると「石塁入口」の看板があり、武田氏が築いたといわれる立派な石塁が見られます。城山の麓やこの付近には中道往還が通っていたので、街道を防御する施設だったのでしょうか? |
天文・永禄年間(1532-70)の武田氏関係の文書に「本栖在城」とあり、甲駿国境警護のために設けたことが記されている。山裾には中道往還が巡り、この街道の関門の役目を果たしていたと考えられる。 現地説明板、『山梨県中世城郭分布調査報告書』参照 |
主郭手前の郭の石垣
狼煙台
本栖湖の東側、国道139号と国道300号が交差する「本栖」信号から国道139号で1km程北上した左手が登城口です。車の場合、本栖信号から600m程北上して左折した「上九一色中学校」付近に駐車し、中学校正門に向かって右手にある樹海の中の遊歩道を北東へ500m程進むと登城口です。 |
石塁
富士山(主郭から)
狼煙台背後の堀切
もとすじょう |