門村構居 |
別名 | |
所在地 | 多可町(加美町)加美区門村 |
遺構等 | 曲輪、土塁、空堀、説明板 |
現状 | 山林 |
築城年 | 室町時代 |
築城者 | |
歴代城主 | 杉原兵太夫安久 |
形式 | 館 |
訪城日 | 2008/4/26 |
説明板がある付近から土塁と空堀が見えますが、南へ進むとこの土塁が三重にあることが分かります。しかも折れがあったり、水堀になってる部分があったりと見応えたっぷり。浄居寺の北側まで続いており、約100m四方の規模があるようです。いきなり立派な土塁と堀が見られて随分と楽しめますが、何のためにこうしてあるのかちょっと不思議でした。 |
かどむらこうきょ |
多可町役場支所(加美地域局)から国道427号で3km程北上すると、道路に「門村構居」の案内が出ているので、そこを左折します。150m程西進して道が右カーブになる手前の正面先に説明板があり、ここから南側の浄居寺手前までが館跡です。付近の余白に駐車可能です。 |
門村構居は、加美町門村字「カマエ坪」付近にあった中世(室町〜安土桃山時代)の城館で、天正2年(1574)三木別所氏一族の攻撃を受けて敗れた杉原兵太夫安久の居城であったとされている。カマヘツボの西側山麓には、今も三重の土塁や壁の跡が残されており、かつてはカマヘツボ全体を囲んでいたものらしい。そしてこの土塁の内側には武士団の守護神である八幡大菩薩をまつったという八幡屋敷と呼ばれる平地がある。一方、この門村構居の南に接して城主の菩提寺であった浄居寺があり、又、西側の山頂には詰めの城としての門村山城の遺跡があって中世城館跡の典型例を示している。 (現地説明板より) |