京都府のお城
しずはらじょう(じょうやま)
静原城(城山)
別名
所在地 京都府京都市左京区静市静原町
遺構等 曲輪、土塁、竪堀、堀切、石垣
現状 山林
築城年 弘治3年(1557)
築城者 三好長慶
歴代城主 山本氏
形式 山城(比120m、標330m)
登城時間 20分
主郭の南下郭の石垣
訪城日 2012/3 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
静原城(城谷城)の南東尾根にあり、静原神社の北東の山が城跡です。静原神社から100m程東進した1本目路地を左折し、100m先の最上段宅まで坂を上がります。このお宅の前を東へ進み、左手の山へ入っていく道を少し登り、途中から右手(東)へ進んで適当に直登しました。車は静原神社の前面道路に駐車しました。なお、城谷城へはこの城を経由して登ると良いと思います。
石段 北の堀切
【感想・メモ】
北端に城谷城からの尾根筋を遮断する竪堀、その南には大堀切があり、その南の主郭には北側に高土塁を設けて更に防備を固めています。この南東側に窪地があり石垣が見られますが、井戸跡でしょうか?その南には石段があり、内桝形虎口を形成していたと思われます。城谷城にも同様のものが見られます。その下段の郭には石垣も見られ、更に南に段郭が続きます。
【歴史】
この地は、鞍馬街道と敦賀街道を押さえる洛北の要衝で、弘治3年(1557)三好長慶が築城した。天正元年(1573)、城を守っていた山城国愛宕郡の土豪・山本実尚は将軍足利義昭に属し、織田信長に背いたため明智光秀の大軍に包囲され落城した。
参考資料
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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