城跡の地図
水茎岡山城
別名 尾山城、岡山城
所在地 近江八幡市牧町
遺構等 曲輪、土塁、空堀、堀切、碑
現状 山林
築城年 永正5(1508)
築城者 九里備前守信隆
歴代城主 九里、伊庭
形式 山城(比80m)
訪城日 2006/12/16
【道案内】


【感想・メモ】
すいけいおかやまじょう
【歴史】
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琵琶湖沿いを走る県道559号の北側に「湖岸緑地岡山遠地」がある所の道路を隔てた南側に「特別養老老人ホーム水茎の里」があります。この老人ホームから100m程西へ行くと、「名勝水茎岡」と読める石碑がある横に階段があります。ここから登りました。15分程で城跡に辿り着きます。車は老人ホームの前の通りが広くなっているので、この付近に停めました。
山の中腹にある「配水場」まで階段があるので、そこから登りました。だけど、途中からスゴイ藪。階段も藪だらけで、一人分の通路が何となくあるかなぁといった感じ。右手に配水場の施設がある所からやや左手へと何となく道があるような雰囲気だったのでそこを登っていきました。登り始めて15分程で、やっと曲輪に到着!と思って下を見ると、そっちに広い曲輪があり、よく考えると土塁上に居るようです。かなり広い土塁だから、曲輪としても使っていたのかも?このお城は、どうも掘り込んで造った雰囲気です。それにしてもスゴイ高低差です。土塁を西へ進むと、主郭との間の堀切がありました。ここは見応えたっぷりです。堀切から主郭へ入ると土塁があり、すぐ南に曲輪があります。主郭を西へ歩いていったら櫓台のような高まりがあり、下の曲輪に下りて行ったらまだ西にも曲輪があり、とにかく主郭を見上げる高さに感動しっぱなし。突然、また堀切が見え、堀切の北側には空堀も見えます。堀切の西側にもまだ曲輪があります。城跡の中は木立があるものの、遺構は良く見えて大満足でした。あまりの見事な造りにすっかり大感激し、気分よくして下山しました。ちなみに、この山の北側の湖岸道路を隔てた所にも小山があり、そちらにも曲輪があったようです。
南北朝期に佐々木氏の支城として築城された。永正五年(1508)足利11代将軍義澄が、六角氏重臣・伊庭氏と、その家臣・九里氏を頼ってこの城に落ち延びた。しかし、翌永正六年、義澄はこの城で病死し、永正17年、六角定頼が攻略した。