登城口の地図
湯坂城

別名
所在地 神奈川県箱根町湯本
遺構等 曲輪、土塁、堀切、説明板
現状 山林
築城年 室町末期
築城者 大森氏
歴代城主 大森氏、後北条氏
形式 山城(比170m、標高275m)
登城口から主郭まで約20分
訪城日 2010/5 感想
【道案内】

遠景


城跡の地図
【感想・メモ】
ゆさかじょう
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箱根登山鉄道「塔ノ沢駅」から南南東へ約400m、「箱根湯本駅」から南西へ約800m。箱根湯本駅から国道1号で500m程西進すると(函嶺洞門手前)左手に「湯坂路(鎌倉古道)」の案内があり、ここが登城口です(右写真)。駐車場所に困りますが、函嶺洞門を過ぎた「塔ノ沢バス停」前に少し空き地があったので停めさせて頂きました。

登城口

湯坂城は、室町時代、御厨(御殿場地方)から西相模一円に勢力をはった、大森氏が築城した城である。この大森氏は、明応4年(1495)相模支配を狙う伊勢宗瑞(北条早雲)に滅され、代わって箱根山は後北条氏の支配下になった。天正後年、豊臣秀吉と後北条氏の確執が激しくなると、後北条氏は、秀吉との対決を予測し、小田原防衛のため箱根山に多くの山城を築くが、湯坂城もその時整備されたものと思われる。(『箱根をめぐる古城30選』小田原城郭研究会著、現地説明板 参照)
【歴史】
湯坂城は北に早川、南に須雲川が流れ、湯坂山の東尾根に位置します。登城道は人気のハイキングコースのようで、多くの人とすれ違いました。古来から鎌倉古道、東海道として重要な街道に築かれており、所々が石畳になっています。20分程登ると城域に入り、堀切や喰違虎口を抜けると説明板がある主郭となります。南側に土塁が残っていますが藪です。中央にハイキング道があるためちょっと全体を把握しづらいですが、主郭・二郭の西側2つの郭は土塁と堀切がしっかりしています。