三ツ木城
城跡の地図
【道案内】
桶川市役所から県道12号で3km程西進した右手にある「城山公園」の中央西端が城跡です。公園の南と東に無料駐車場が完備されています。
広い公園なので、公園案内図を見て「三ツ木城跡」の場所を確認すると良いです。公園内にお城の説明板がありその正面が城跡ですが、この少し北側「城跡広場」の案内がある所から西へと通路があり城跡へ入れます。ただし、ここから山林です。入っていくとしっかりした空堀が南以外の三方を囲み、その中の郭は南側の一部を除き土塁が巡っています。郭は三角形の単郭で、南西隅、北端の2ヶ所の土塁は櫓台になっています。かなり保存状態が良い城跡で見応えあるのですが、もうちょっと藪を刈るなど整備してもらえたら良いのにと思いました。
【感想・メモ】

別名
所在地 埼玉県桶川市川田谷
遺構等 曲輪、土塁、横堀、櫓台、説明板
現状 城山公園
築城年
築城者
歴代城主 足立右馬允遠元?、石井丹後守?
形式 平城
訪城日 2010/5 感想

みつぎじょう
【歴史】
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城主は鎌倉時代に源頼朝に仕えた足立右馬允遠元、あるいは室町時代に岩槻の太田氏に仕えた石井丹後守とする説があるが定かではない。永禄3年(1560)、越後の長尾景虎は小田原北条によって追い出された関東管領上杉氏を擁護し、北条方にあった川越城岩槻城太田氏と共に包囲した。その際、三ツ木城は陣城として使われたと思われる。翌永禄4年も景虎は武蔵へ侵入したが、上杉氏・太田氏の旧領は奪回できなかった。岩槻城が北条氏の属城になってからは、三ツ木城もその支配下に置かれたと思われる。『埼玉の古城址』中田正光著、『日本城郭大系』新人物往来社発行、現地説明板 参照)