城跡の地図
【歴史】
酒山砦
今は団地になっており、何の面影もありません。『船橋市史』によれば、習志野台団地の北東に位置し、四方が土塁で囲まれた砦で、団地造成の頃まで土塁は残っていたようです。昭和初期に刊行された『二宮郷土読本』によると、南・北・西の三方に深い沼が巡り、東が台地に接続していた要害地だったようです。
【感想・メモ】


別名
所在地 千葉県船橋市習志野台3丁目
遺構等
現状 習志野台団地
築城年 弘治年間(1555-58)
築城者
歴代城主 後藤左近丞源頼勝
形式 平城
訪城日 2010/9 感想 ×
【道案内】
さけやまとりで
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東葉高速鉄道・新京成「北習志野駅」から東へ約400mにある習志野台団地が砦跡です。
弘治年間(1555-58)に築城され、後藤左近丞源頼勝が城主で、小田原北条氏に属していたと伝えられる。永禄7年(1564)国府台合戦の際に里見氏の武将・正木大膳時綱の軍に攻められ、城主頼勝は僅かな手勢で奮戦するも全員討死にしたという。酒山砦を攻略した里見・正木軍は国府台へ進出し、国府台合戦が起こったという。

参考資料
『船橋市史』船橋市役所発行
『東葛の中世城郭』千野原靖方著