城跡の地図
若宮館
お寺の周りには土塁が残っていて、説明板もあります。
【感想・メモ】
別名 若宮城
所在地 千葉県市川市若宮2丁目
遺構等 土塁、説明板
現状 奥之院
築城年 建長年間(1249-55)
築城者 富木常忍
歴代城主 富木常忍
形式
訪城日 2009/2 感想
【道案内】


わかみややかた
【歴史】
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京成「中山駅」から北東へ約1km、「東中山駅」から北へ約800m。中山競馬場西北の「北方十字路」信号を西へと県道9号に入り、600m程西進して右手に「若宮小学校」を過ぎ、更に200m程西進して左折します。600m程南下して左折すると右手に「奥之院」というお寺があります。ここが館跡で、お寺に短時間なら駐車可能です。
建長年間(1249-55)、下総国の守護千葉頼胤に仕えた富木常忍は、八幡荘若宮と呼ばれたこの地に館を構え、幕府のある鎌倉との間を往復した。そこで布教に懸命だった日蓮と出会い、熱心な信者となった。文応元年(1260)日蓮は鎌倉の松葉ヶ谷で焼討ちにあったとき、常忍を頼って若宮に逃れた。常忍は館内に法華堂を建てた。弘安5年(1282)日蓮の入滅後、常忍は出家して日常と号し、法華堂は奥之院と称されるようになった。奥之院には、今でも往時の館を取り囲む土塁の一部が残り、この館の跡を「若宮館跡」と呼んでいる。(現地説明板参照)