城跡の地図
土居構
別名
所在地 愛媛県西条市中野甲字日明
遺構等 水堀、土塁、石垣、碑、説明板
現状 宅地
築城年 南北朝時代
築城者 河野通直
歴代城主 河野、石川、久門
形式
訪城日 2006/5/26
【道案内】


【感想・メモ】
どいかまえ
【歴史】
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国道11号「加茂川橋」で加茂川を西へ渡り、500m程進んだ「中野」信号を左折し700m程進んだ路地を右折すると正面に小高い丘が見えます。ここが城跡です。城跡の前の通りは道が狭く駐車できないため、右折した付近の少し道が広くなっている辺りに車は停めると良いでしょう。
周囲に水堀や空堀跡が残っています。他にも土塁や石垣もしっかりとあり、一瞬芸と言えども雰囲気が素晴らしいです。中は個人宅で末裔が住んでいらっしゃるのにびっくりました。お宅の前に碑や説明板がありました。
土居構とは古い城郭の形式である。此処は約六百余年の昔、新居宇摩二郡を支配した河野通直が築造したと伝えられる。主峯高峠を中心に麓に加茂川の急流を統らした城塞の拠点として偉容を誇った高外木城主の平生の居館の跡である。時代は移って石川氏がこれに拠ったが、天正13年(1585)の兵乱に建物等一切焼亡して僅かに石垣芝生の犬走等のみ残存している。寛永19年(1642)久門政武が中野村庄屋として入居し、子孫継承して今日に至っている。寛文のはじめ建築した家屋は其の後改造を累ねながら猶旧態を保っている。書院の庭園は江戸初期民家の代表的のものとして推奨されている。本邸を囲む巨木老樹を含む植物群は旧時よりの居住者の生活様式を類推し得る意義深いものがある。(現地説明板より)