日向館 |
道路造成のため壊されてしまいました。 |
別名 | 狩野館 | ||
所在地 | 静岡県伊豆市(修善寺町)日向字井戸尻 | ||
遺構等 | |||
現状 | 道路 | ||
築城年 | 平安末期 | ||
築城者 | 狩野氏 | ||
歴代城主 | 狩野茂光 | ||
形式 | 館 | ||
訪城日 | 2009/2 | 感想 | × |
狩野氏が居住したといわれる。狩野氏は藤原南家為憲系の有力な在庁官人で、代々、狩野介の「介」を称していた。今で言う副知事に相当すると思われる。狩野氏を称した茂光の代の早い時期にこの日向に館を構えていた。茂光・親光父子は治承4年(1180)の源頼朝旗揚げに参加し、石橋山の戦い、奥州藤原征伐にも参戦した。鎌倉時代を通して幕府の御家人の一人であったが、その後居館を狩野城へ移した。また、加藤景員が事件を起こし、伊勢国から狩野氏を頼ってこの地に移住したといわれ、その子・景廉は頼朝挙兵の選考で奥美濃の遠山荘(岩村城)に入り、遠山氏の祖となった。 参考資料 『静岡県の中世城館跡』静岡県教育委員会発行 『日本城郭大系』新人物往来社発行 『ふるさと古城の旅』水野茂著 |
ひなたやかた |
伊豆市役所から南へ約1.3km。県道349号沿いの「日向区公民館」の西方が館跡です。 |