足柄城 |
峠(道路沿い)に城址碑があり、そこから北がすぐ本曲輪です。本曲輪東側には池井戸があり、堀切を隔てた北西が二曲輪、二曲輪の東が蔵屋敷、北へ三曲輪、四曲輪、五曲輪と続き、更にその北西の足柄古道の方まで城域です。また、城址碑から北東にある足柄関所の先までも城域でかなり広いです。城跡の主要な部分には案内が行き渡り、整備されていてとても見やすいです。曲輪と曲輪の間の堀は見ごたえがあり、四曲輪にも井戸があります。足柄古道には石畳が所々に残っていますが、城跡の遺構は今ひとつハッキリ分かりませんでした。関所や足柄峠一里塚から少し北東へ進むと、道路右手下に立派な堀が見えます。主だった所はよく遺構が残っている上に、山城でも車で上まで来られるので登らなくてもよく、楽しめるお城です。 |
別名 | 霞城 | ||
所在地 | 静岡県小山町竹之下 | ||
遺構等 | 曲輪、土塁、空堀、石垣、井戸、碑、説明板 | ||
現状 | 城址公園、山林 | ||
築城年 | 戦国時代 | ||
築城者 | 北条氏綱 | ||
歴代城主 | 北条 | ||
形式 | 山城(比15m) | ||
訪城日 | 2007/10/6 | 感想 | ★ |
県道78号(静岡県側からだと県道365号)沿いの足柄峠付近一帯が城跡です。峠に無料駐車場があります。 |
本曲輪 |
あしがらじょう |
築城年・築城者は不明だが、平安末期頃から戦略上の要地として何度か軍事的な施設が設けられた。戦国期に小田原後北条氏の出城として北条氏綱が築城し、足柄峠を中心に尾根上に幾つかの城砦群に守られていたが、天正18年(1590)、豊臣秀吉の小田原攻めの後、廃城となった。 |