羽川新館

【道案内】
城跡の地図

珠林寺から南へ約400mの小山。羽川公民館から県道240号で200m程東進して右折します。道なりに500m程南東へ進んで(珠林寺の1本東側の通り)右折すると(道に案内有)登城口で、その前に駐車できます。
登り始めると標柱があり、2分も登れば鋭い切岸が見え、東屋もある公園になっていてアジサイが綺麗でした。これが主郭かと思いきや、更に登ると南北に細長い郭があり、こちらが主郭のようです。入った右手(北西)には土塁があり、奥には櫓台のような高まりもあります。この背後に堀切が2つあるのまで確認したのですが、藪が酷かったです。この館の北東に古館があるため、こちらは新館と呼んで区別しているそうです。
【感想・メモ】
戦国時代、新田義貞の一族・羽川小太郎義稙が居城したといわれる。羽川氏は応永年間(1394-1428)頃、この地に入部したといわれる。天正16年(1588)、湊騒動勃発時は由利十二頭の赤尾津・岩屋・打越氏らと檜山安東実季に属した。同年、赤尾津九郎の謀略と知らず、戸沢氏領内の大曲を手に入れようと夜討ちを画策して羽川新館を奪われた。赤尾津九郎は羽川主膳九郎と名を改め、仁賀保館の支城としたといわれる。

(『日本城郭大系』新人物往来社発行、現地説明板 参照)
【歴史】
別名 韮山館、羽川館
所在地 秋田県秋田市下浜羽川湯殿沢
遺構等 曲輪、土塁、堀切、碑
現状 山林
築城年 不詳
築城者 羽川小太郎義稙
歴代城主 羽川氏
形式 平山城(比60m)
登城口から主郭まで約6分
訪城日 2010/7 感想
はねかわしんだて
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