【道案内】 |
城跡の地図 |
登城口の地図 |
新登城口の地図 |
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足立美術館北方から県道45号で1.2km程南西へ進み右折します(交差点の交通安全母子祈願像が目印)。すぐの突き当りを右、川を渡ってすぐを左折し、300m程川沿いに北西へ進んで右折します(石原勝山ハイキングコースの案内有。左手に墓地があり、この先車が不安な人はこの付近に駐車して下さい)。この先道が細く、170m程坂を上がって道が左折となりますが、この右手に民家があります。ここから未舗装となり、更に300m程進んだ道路終点が少し広くなっているため2〜3台駐車可で、ここが登城口です。ちなみに私は、登城口から京羅木山陣城、京羅木山城、勝山城と縦走し登城口に戻りました。所要時間は3.5時間。
※2018年に南東麓から直接勝山城へ登る道が整備されたようです(新登城口の地図参照)ので、ここで案内した登城口は使わず、新しい道をご利用ください。 |
【感想・メモ】 |
登城口にも「石原勝山ハイキングコース」の案内があり、道はしっかりしていますが沢沿いのため歩きにくいです。城の南南西(標高約80m)から北北西(標高約250m)に谷筋を登り、20分程で尾根道に出たら(写真※)ハイキングコースの案内に従い右へと南南東へ下ります。10分程で「人桝入口」(桝形虎口のこと)と書かれた案内板があり、ここに北端の三重堀切があります。郭は南北に細長く、この両端に桝形虎口があり、石が入っている部分もありますが全体に藪です。主郭から南方向に月山富田城が見え、主郭南の土塁は通路状になり、東の虎口の先は三郭で、三郭北側にも虎口があります。最初の三重堀切から東全面〜南東にかけて畝状竪堀が連続し、更に北東にも堀切があり、圧巻です。ただ、畝状竪堀基部に道はあるのですが、藪のため写真だとイマイチになってしまいます。 |
【歴史】 |
築城に関しては詳細不明。尼子氏が重視した城で、田中三良左衛門が在城した。現在見られる遺構は毛利氏によるもの。月山富田城を見下ろせる京羅木山城、京羅木山陣城と共に毛利元就が改修し、勝山城を本陣とした。 |
【参考資料】 |
『島根県中近世城館跡分布調査報告書(出雲・隠岐の城館跡)』島根県教育委員会発行 |