木舟城 |
能登自動車道「福岡インター」を下り、すぐの信号「木舟」を左折します。400m程南下して左折し、200m程東進すると右手に城跡が見えます。城跡は公園として一部整備されており、車は公園の前付近の余白に停められます。 |
木舟城は寿永3年(1184)石黒太郎光弘築城と伝えられています。戦国時代を迎え、石黒氏は砺波郡の有力国人領主に成長を遂げます。しかし、最も華々しい活躍をみせた石黒氏最期の城主石黒成綱(左近蔵人)は織田信長により近江長浜で討たれます。織田×上杉、佐々×前田とまさに戦国争乱の渦中、木舟城は幾多の戦いの拠点となりました。天正13年(1585)豊臣秀吉の越中平定により前田利家の弟・秀継が入城しますが、同年11月に発生した大地震により、城主夫妻は命を落とします。城主は利秀(秀継の子)が継ぎ、天正14年5月、上洛途中の上杉景勝一行を出迎えますが、同年中に今石動へ居城を移し、木舟城は廃城となります。(現地説明板より) |
周囲は田んぼなのですが、一角だけ微高地に土塁が見えるので、少し遠くからでもすぐに分かります。公園には城址碑や説明板があり、土塁や堀跡が残っています。すぐ東の貴布祢神社も微高地になっています。こうやって残っていると雰囲気が分かって楽しいです。 |
別名 | 貴船城、木船城 |
所在地 | 高岡市福岡町木舟 |
遺構等 | 曲輪、堀跡、碑、説明板 |
現状 | 公園、田 |
築城年 | 戦国期 |
築城者 | 石黒氏 |
歴代城主 | 石黒 |
形式 | 平城 |
訪城日 | 2006/7/26 |
きふねじょう |