田辺城　ちえぞー!城行こまい

別名
所在地	いなべ市北勢町田辺字北山304
遺構等	曲輪、土塁、横堀、虎口、土橋、碑、説明板
現状	山林
築城年	天正14(1586)
築城者	木造左衛門佐具康
歴代城主	木造
形式	平山城
訪城日	2004/2/11

県道２５号で二之瀬川を「落合橋」で北へ渡り、３００ｍ程北上して斜め左へと県道６０６号に入ります。すると道沿いに「熟人荘」というディケアの老人施設の大きな看板があるので、それを目指します。この「熟人荘」がある付近一帯が田辺城です。

熟人荘の駐車場に田辺城の説明板や城址碑があり、その横の門から入るとすぐに空堀が目に飛び込んできます。そこから右手に行くと主郭虎口が見えてきます。主郭の外側には規模の大きな横堀が巡り、虎口に通じる土橋も立派です。主郭土塁も２ｍほどの高さがありますが郭内は藪です。主郭の奥には屋敷跡があり、道路の反対側にも土塁や堀が残っていて、北端の空堀と虎口が見応えあります。

天正14(1586)、伊勢国司の分家・木造左衛門佐具康が築城した。慶長５年（1600）、関ヶ原の戦いで西軍に属したため、敗れて廃城となった。