金山城
【道案内】
室町幕府二代将軍足利義詮の弟・基氏は鎌倉公方として関東一円を支配していたが、執事を務めていた畠山国清と対立し、国清は一族を引き連れて領国であった伊豆へ入り、康安元年(正平16 1361)、金山城、三津城修善寺城を築いた。翌康安2年、基氏は伊豆へ兵を送り、3城は攻め落とされた。また、戦国時代には後北条氏が金山城を改修した。

参考資料
『静岡県の中世城館跡』静岡県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
『ふるさと古城の旅』水野茂著
登城口1の地図
登城口2の地図
城跡の地図
【歴史】

葛城山の南東約1.2kmにある城山が城跡。狩野川を神島橋で西へ渡り、150m先を右折して林道へ入り2.5km程進むと「林道峠広場」で広い駐車場があります(登城口1)。神島橋から県道129号で1km程南下した右手にも登城口があり、県道沿いに数台の駐車スペースがあります(登城口2)。

主郭付近の堀切

私は登城口1・2の両方とも登りましたが、1の方が比高差が少なく登山道も歩きやすくてオススメです。1からだと15分程で、2からだと30分程で南出曲輪の北東端下に至ります。ここから城山山頂までは10分程で、山頂は展望台となっていてとても眺望が良く富士山も見えます。ハイキングコースを歩いていると主郭を通り過ぎてしまうため注意しましょう。主郭は山頂ではなく随分と手前で、ハイキングコースから南へ入ると藪で見難いですが北側に土塁があります。また、南出曲輪も藪ですが、北東端に堀切があります。全体に遺構は把握し辛いですが、眺望とロッククライミングのメッカである岩山を堪能できます。

南出曲輪の堀切

展望台からの富士山

【感想・メモ】

遠景

別名 神余城、神増城
所在地 静岡県伊豆の国市(大仁町)神島
遺構等 曲輪、土塁、堀切
現状 山林(城山)
築城年 康安元年(正平16 1361)
築城者 畠山氏
歴代城主 畠山国清、後北条氏
形式 山城(比高100m(林道峠から)、標342m)
登城口1から展望台まで約25分
訪城日 2011/1 感想
かなやまじょう
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