島根県のお城 いむらじょう
井村城
別名 井野城
所在地 島根県浜田市三隅町井野
遺構等 曲輪、土塁、堀切、畝状竪堀
現状 山林
築城年 鎌倉末期頃
築城者 井村兼冬
歴代城主 井村氏
形式 山城(比60m、標181m)
登城時間 春日神社から主郭まで約5分
畝状竪堀 訪城日 2013/4/26 感想
【道案内】 登城口の地図 城跡の地図
「井村氏誠忠魂」碑
JR山陰本線「折居駅」から県道303号で10km程南下して右折し、県道304号に入ります。更に500m程南下した道路沿い右手にお城の説明板と石碑があり、これを通り過ぎて最初の路地を右折し坂を上がった右手に集会所が、更に道路終点まで進むと春日神社・その奥(北東)に報恩寺が隣接しています。この春日神社が登城口で、神社または集会所に駐車可能です。
【感想・メモ】
春日神社は井村氏の氏神で、神社から道があり2〜3分も登ると竪堀が見えます。主郭は木が伐採され「井村氏誠忠魂」碑が立っています。主郭の西〜南〜南東にかけて曲輪があり、周囲に畝状竪堀が張り巡らされていますが、南斜面の一部を除き全体に酷い藪です。
【歴史】
県道沿いの説明板と碑
鎌倉時代末期頃、三隅兼連の弟兼冬が井村氏を称し、この城を築いたといわれる。城は三隅城の外城としての役割を担っていた。二代兼雄は鳥屋尾城・小石見城の城主も兼ね、南北朝の動乱期に各地を転戦し奮戦した。しかし、康永2年(興国4、1343)に北朝方の吉川経明らに攻められ一時開城している。
参考資料】
『島根県中近世城館跡分布調査報告書(石見の城館跡)』島根県教育委員会発行
『日本城郭大系』新人物往来社発行
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