園部城　ちえぞー!城行こまい

別名
所在地	京都府南丹市園部町小桜
遺構等	櫓門、巽櫓、石垣、堀、碑、説明板
現状	園部高校
築城年	元和7(1621)
築城者	小出吉親
歴代城主	小出
形式	平山城
訪城日	2011/5	感想	○

市役所のすぐ南に「南丹市国際交流会館」という模擬天守風の建物があり、注目しちゃいました。高校が本丸跡で、高校の正門は園部城本丸表門（櫓門）、その側に建つ二層の巽櫓は現存です。また、園部公園内の案内図に「こむぎ山」と書かれた所が波多野氏時代の山城ですが、山頂の本丸跡には戦争関連の碑が集められたり、植物園になっていて遺構はありませんでした。

南丹市役所の南約３００ｍにある「園部高校」や隣接する園部公園が城跡で、園部公園に無料駐車場があります。

園部城は、室町時代には丹波八上城主・波多野氏が支配し、山城が築かれていた。天正６年(1578)明智光秀の丹波攻めで波多野氏は滅亡し、山城は廃城となった。元和５年(1619)小出吉親は但馬出石から２万６千石で園部に入封し、波多野氏家臣・荒木氏綱が居城していた小麦山山麓に２年の歳月をかけて園部城を築いた。以後、小出氏は江戸時代を通じて園部から動くことなく、１０代・英尚の時に明治を迎えた。

参考資料
『日本城郭大系』新人物往来社発行